人前が恥ずかしい原因はこれ。緊張から卒業する方法
人の前で話す機会を与えられたとき、
歌うマイクが回ってきたとき、
「私はいいわ」と尻込みされる方はとても多いですよね。
それでも「どうしてもお願い」と迫られたら……。
最初にあなたの頭に浮かび上がるのは「冗談じゃない」「勘弁して」でしょうか?
そのとき心の中は恥ずかしいという気持ちでいっぱいになっていませんか?
なぜ人前に出ると“恥ずかしい”と思ってしまうの?
その最大の理由はズバリ、自己表現力に自信が持てないから。
「自分はきっとうまくできない」が心の根底に潜んでいるからです。
それにより「他人にどう思われるだろうか」とか「いつもと違う自分を見せるのはいやだ」「何か失敗して恥をかくことにならないだろうか」という気持ちが強く沸き上がることになりますよね?
自己表現の場を慎み深く避けることは、決して悪いことではないとされているのがこの国の文化。
若いころからその癖をつけて機会を得ていないと、本当に必要なときにうまくいかずに辛い目に遭ってしまい、ますます人前を避けたいと思うようになります。
自己表現に必要な3つの鍵
自分を表現する際に必要なものは、簡単に言ってしまうと部品・能力・態度の3つです。
どれか1つがすっかり欠けていると、どうしようもなく難しくなる反面、それぞれがある程度のレベルで備っていれば、何の問題もなく人に伝わる表現を生み出すことができるでしょう。
部品を集める
言葉の使い方や言い回し、気の利いた言葉、歌い方のコツなど、誰でも最初は表現を組み立てるための部品入れの中身は少ないものです。
そして、この部品入れは経験を重ねることでのみ、いっぱいにすることができます。
“どういうことをしたときに人が喜ぶか”“こういう場では何が好まれるか”などなど、道具の収集と整理を実践を通してしっかり行ってきた人ほど、表現力は磨かれていきます。
とはいえ、一般的には表現の機会がふんだんに与えられることは、そうたびたびはありません。なので、道具になりそうなものを機会があるごとに集めるだけでも、やっておくとよいと思います。
日頃から本や映画などをできるだけ沢山読んだり観たりして、感情が動いたときに(美しい、おいしい、好き嫌い、嬉しい、腹が立つなど、何でもかまいません)どういう状況や言葉を与えられて、なぜそう感じたかと、自分の表情や体がどう反応したかを忘れないように具体的に書きとめていくと役立ちます。
条件は必ず“良質”なものであること。そして高価なもの、手軽に入りにくいものほど役に立つようです。もちろん各種学校で知識を学ぶのもよいでしょう。
でも、それが身になるかどうかは、あくまで実際に自分が使ってみたことがあるかどうかで決まります。
能力は生まれつきではない

日頃から使っていない、あるいは使う必要がなくて磨かれずにいる能力が妨げになることで、自分にはできないと思い込んでしまう人は多いのです。
訓練不足で出したいときに出したい声が出せない、表情を作れない、身体の動きが固かったりついていかない。
結果的にうまく伝わらなかったり、出した部品の内容と一致しなくておかしなことになると、あなたの表現全体が拙いものになってしまいます。
これらはボイストレーニングやヨガ、ダンススクールなどを使いながら上げていくとよいでしょう。
できないからといって“持って生まれた能力の違い”にしないでくださいね。
最後は態度で決まる
あなたは、誰かの話を聞いていて、なぜか胡散臭さとかを感じた経験はありませんか?
プロの表現者なら、意識と言葉の方向性を一致させなければ、相手にうまく伝わらないということを体得しています。
心の奥で違うことを考えながら話すと、受け手はしっかりと感じ取ってしまいまうものだからです。
自分が伝えている、歌わされている、話してやっているといった意識では、当然ながら悪い反応や相手の不信を生み、結果的に自分の恥ずかしさや自己嫌悪として戻ってきます。
みんなで楽しむ、あの人に喜んでもらう、知ってもらう、知識を共有するなどの気持ちを心がけてください。
さらに自分の何かを隠そうとしないこと。
ここは見せるがこちらはダメといった態度を取ると、それが必ず相手の不信感につながります。隠そうとするほど知りたくなる。これは人間の心理ですよね?先に自分を全部解放してしまえば、逆に相手は伝えていること以外に対して不要な詮索をしようという気持ちを起こしません。
これはよい表現の基礎であるうえに恥ずかしいという気持ちを一掃できる手段にもなるわけです。
いくつになっても“もう遅い”はありません。あなたのすばらしさを引き出すために、ぜひ少しずつでも実践していってくださいね。

